上を向いて歩こう

50代主婦の平凡な毎日を綴っています

お互いに年を重ねて

先日、学生時代のゼミ仲間と会う機会があった。

コロナ禍で数年に一度開かれていたOB会も中止となったので、

久しぶりの再会。

 

互いの近況報告や他のゼミ員の話題で盛り上がったのですが、

その中でショッキングなことが…。

 

A君が脳梗塞で倒れ、現在休職、リハビリ中とのこと。

 

A君…実は私が学生時代にお付き合いしていた人です。

卒業後、私は都内、彼は実家(関東)で就職し、

遠距離だから、という理由だけではなかったのですが、

結局お別れしてしまいました。

まぁ、正確に言うと、私がフラれた、ということになりますが。

 

付き合っていたことは皆には公表していなかったけれど、

なんとなく気がついていたのではないかな。

 

そんなこともあり、OB会で会うのは多少気まずさもあったけれど、

お互い年を重ね、「もう昔のこと」という気持ちでいられるようになった

…はず、きっとA君も。

 

その彼が、闘病中とは…。

どうしているのか、心配で胸がかきむしられそうでした。

彼にもちゃんと家族がいて、

私がどうこうできるわけではないのだけれど。

 

かといって、会いたいかといわれれば、それはそうでもなくて。

闘病中の彼に会うのは正直怖い。

 

私の中でA君はいつまでも学生時代のA君であるから、

それを打ち消されるようで怖いです。

 

とにかく、今は一日も早く元気になってほしい。

詳しい容態はわからないけれど、

またいつかOB会で元気な姿をみせてほしいと心から願って。

 

学生時代は想像もしなかった50代。

(いや、もう還暦が目の前)

自分の意思ではどうもできないことが次々に起こってきている。

もしかして、今後リハビリ中になるのはA君だけではないかもしれない。

私の身に起こることかもしれない。

「また会おうね」の「また」は必ずくるとは限らないから、

会いたい時、会える時に会って、

やりたいと思ったことをやって。

 

お互いに年をとったね。

そんなことをあらためて思った一日でした。