先日、夫とオムライス専門店へ行った時のこと。
席についたら店員さんが
「メニューはこちらのQRコードからご覧いただけます」
「あ、あぁ…そうですか」
え、え？！
QRコード？？
えーと、スマホをかざして…
スマホ、スマホ…
困惑している私たちに
「紙の媒体もございますが…そちらの方が良いです……ね」
あー、よかった。
私たちの困惑ぶりが伝わったのか、
それとも、
このオジサンとオバサンにはQRコード読み取るなんてハードル高いと思ったのか。
紙のメニューをもらい注文し
料理が届くのを待つ。
私たちの後に入ってきた若い夫婦が近くの席に座り、
そこにさっきの店員がやってきた。
「メニューはこちらのQRコードからご覧下さい」
「はい」
…それだけ？？
紙の媒体、云々は無し？
やはり、私たちには気を聞かせてくれたんだね。
ありがたや、ありがたや。
いつの頃からか注文もタブレットでするようになり、
今ではだいぶ慣れたけれど、
店員さんとやりとりして注文するほうが安心するんだけどな、と常々思っていた。
もちろん無愛想な店員さんもいるし、注文が間違えて伝わって残念に思うこともある。
でもなんでも機械でできてしまう今の世の中、ちっともぬくもりが感じられない。
どんなに時代が変わっても、
冷たい感触の器機や機械的なロボットより
手のぬくもり、人とのふれあいが欲しいと思う私は、
やっぱり昭和の人間なんだろうな。
