昨日3月11日で東日本大震災から10年。
10年前のあの日、私は東京で震災を体験しました。
私は東北出身ですが、幸い実家のある地域はそれほどの被害はなく済みました。
でも、30代の頃仙台に何年か住んだこともあり、他人事とは思えなく、胸がしめつけられる思いがしました。
ネットニュースでこんな記事を見ました。
震災で奥様と娘さんと亡くした男性。
朝、ワイシャツのアイロンのことで奥さんを怒鳴りつけてそのまま出勤、
その日震災が起こり、奥様と娘さんは津波にのまれた。
男性の後悔の念が書かれていました。
当たり前の日常が一瞬にしてなくなってしまう。
それは、震災ではなくても起こる可能性はある。
考えたくはないけれど、事故だったり、突然死だったり。
だから私はどんな時でも、たとえ、直前まで喧嘩をしていたとしても
朝、夫が出かける時は、必ず玄関で見送るようにしています。
喧嘩して腹が立っている時、顔も見たくないと思う時もあるけど、
そんな時でもなるべく目を見て、にっこり笑って
「いってらっしゃい」と言います。
震災とはまた少し違いますが、
この一年、新型コロナの影響で、
これまでの「当たり前の日常」が当たり前でなくなり、
「新しい生活様式」にとって変わったことがありました。
「新しい生活様式」を受け入れ、慣れてしまえばなんてことないのでしょうけど、
でも、それを受け入れられない、受け入れるまでに時間がかかることだってある。
「当たり前の日常」はいつ突然なくなるかわかりません。
だからこと、当たり前のことをひとつひとつ丁寧にやっていくことが大切なのかな、と思います。
さて、今日は、午後からお仕事です。
「仕事ができる」ということに感謝して、頑張って働いてきます。