上を向いて歩こう

50代主婦の平凡な毎日を綴っています

父のおひなさま

昨日はひなまつりでしたね。

我が家のおひなさま、私が20代の頃からのものです。

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実家の雛人形は7段飾り。

人形は父の妹(私の叔母)が作ってくれたものです。

 

父はその雛人形がとても気に入っていて、

もともと季節の行事を大切にする人でもあったことから、

私が子どもの頃はもちろん、

家を出てしまってからも

毎年欠かさず飾っていたようです。

 

でも最近は両親も高齢のため、年々雛人形の出し入れが大変になってきました。

しかも父は昨年から目が不自由。

そのため、今年は飾っていないだろうと思っていたのですが、

妹が2階の天袋から降ろし、

1週間後に1階の和室に運んで飾ってあげるから、

と言ったにもかかわらず…

 

妹が再び来る前に、両親が1階に運び飾ったとのこと。

 

2階から運ぶなんて危ないからやめて!

とつい、怒ってしまいましたが、

「お父さんが早くおひなさまを見たいと言うから」と母。

 

そう言われると返す言葉もない…。

 

父は目が不自由といってもまったく見えないわけではないので、

わずかに残っている視力で今までのように雛人形をみたかったのだと思います。

 

父の目にはどんな風に7段飾りが見えたのでしょうね。