上を向いて歩こう

50代主婦の平凡な毎日を綴っています

悪気はない、でも傷つけてしまう

昨日は少し悲しいことがありました。

人にされた行為で、腹が立つ、というより「悲しい」という気持ち。

久しぶりに味わったような気がします。

 

相手は決して悪気があったわけではない。

でも、かえってそれで余計に私の心が傷ついてしまったのだと思います。

故意にやったことなら、私の感情も「怒り」で終わったのでしょうけれど。

 

自分の存在を否定されたような、

いや、存在自体、ないものとされたような。

 

 

振りかえってみると、自分でもそんなことがあったのです。

私には悪気はなかった、本当に。

でもそのことが相手を深く傷つけてしまった。

その人の顔色が、サッと変わったのを見た瞬間、

自分は取り返しのつかないことをしたとわかりました。

もう少しだけ、思いを巡らせて行動すれはよかったのです。

 

こうして自分で気づけばいいのですが、

知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまったことは他にもきっとあるのではないかと。

 

 

きっと昨日の件の相手は意地悪しようとかそういう気持ちではなかったのだと思います。

ただ、想像力が足りなかった。

ひとつのことに集中して他のことに思いを巡らすことができなかった。

きっと、それだけ。

 

自分の存在を否定されること。

これは本当に辛い。

 

怒りの感情は無く、

ただ、ただ、悲しい。

 

 

私も気を付けよう。

ひとつのことだけではなく、周囲をよく見て、想像力を働かせて。

どんな行為ひとつでも、その向こうには生身の人間がいるということを忘れてはいけないと思うのです。